ラグ読みの基本
ネット麻雀の戦術の1つに"ラグ読み"というものがある。
切られた牌に誰かがポン、チー、カン、ロンのいずれかのアクションができる場合に、その行為を行うかどうか決定するまでに"ラグ"が生じるのである。
そのラグを見抜き、他家の手牌構成を読むことをラグ読みという。
ラグ読みには賛否両論あることは重々承知している。私は天鳳は天鳳、リアル麻雀はリアル麻雀、と切り離して考えているので、ルールの範囲内で成績向上につながる戦術であれば全て取り入れるべきだと思っている。
私はリアル麻雀も打つのだが、その際には理牌読みや仕草読みなどを取り入れる。フィールド毎に、勝率を高める技術をどんどん取り入れていきたい。
今回の記事はラグ読みの考え方について大まかに述べるにとどめる。
牌がラグった際は誰かのチー、ポン、カン、ロンラグと述べたが、このうち"ロンラグ"はオーラスやトビ寸の人がいるなどかなり特殊な状況でない限り考慮しなくてよいと思われる。
基本は誰かがチー、ポン、カンできる形であったと読み進めるのがよい。
また偽ラグがあるのでラグ読みは無駄だという人を見かけるが私はそうは思わない。体感では偽ラグはそこまで多くないと自覚しているのもある上に、その後の手出しや他の牌のラグり方によって本ラグと偽ラグをある程度区別することも可能だと思っている。
ラグ読みは"組み合わせの読み"なのである。
今回の記事では特定の牌がラグった時にどういった形が想定されるのかをまとめておく。ラグ読みの基本に立ち返りたい時は本記事を何度も読み直していただきたい。
1切りラグ→下家の23 or 誰かの対子、アンコ
2切りラグ→下家の13、34 or 誰かの対子、アンコ
3切りラグ→下家の12、24、45 or 誰かの対子、アンコ
4切りラグ→下家の23、35、56 or 誰かの対子、アンコ
5切りラグ→下家の34、46、67 or 誰かの対子、アンコ
6切りラグ→下家の45、57、78 or 誰かの対子、アンコ
7切りラグ→下家の56、68、89 or 誰かの対子、アンコ
8切りラグ→下家の67、79 or 誰かの対子、アンコ
9切りラグ→下家の78 or 誰かの対子、アンコ
字切りラグ→誰かの対子、アンコ
以上である。切られた牌がラグったときにそれが偽ラグでなかったとすると、上記の形のいずれかであることが"確定"するのである。不確定情報ゲームにおいて、この情報を拾えることの大きさははかりしれない。
ラグった牌を記憶し、それらを組み合わせて形を絞っていく。牌理読みを組み合わせることによって更に精度を高めることができる。
具体例に関しては次回以降記事にしていく。