ずっと運だけでいいのに。

天鳳ID:太くないお(5代目ヨンマ天鳳位) 藤井聡太(サンマ天鳳位) 計算機自然(鳳東九段)

バンザイ〜手出しをみててよかった〜

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ラス前トップ目の親番。5巡目にペン7mのイーペーコードラ1をテンパイ。

リーチも悪くないだろうが、ダマった後の押し引きに自信ニキなのでダマを選択。

 

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数巡後に対面からリーチがかかる。

上家が9m手出し。孤立役牌よりも価値の高い9mということで9mまわりを持っている可能性は高そうだ。

 

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5sプッシュ。

 

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4pもプッシュ。

残り筋が多くどちらも放銃率は5%強といったところか。

 

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その後上家から追っかけリーチ。

一発目に白をツモる。

 

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この白は迷いなく止めた。もちろん点数状況的にあまり押したくはないが白の放銃率自体は大したことがない。

しかし直前に8mが4枚見えたことにより上家が7m対子のケースが有意に高いとみた。

少なくとも1枚はほぼ持っている。

対子本線で読んでおり、待ち牌が山に残っていないのならば押したところであがり目が薄いのだから、押せる牌のレンジはぐっと狭まる。

 

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ドヤ🐷🐷🐷🐷

 

 

まとめ

・待ち牌がほぼいないと読めたら押せる牌のレンジがかなり狭まる。

 

・ビタ止めはなんとなく強そうに見える。

 

ラグ読み実践編〜対門前①〜

 

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1sラグなし。

 

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3sラグ。

 

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上家から4s切りリーチがかかり、迷いながらケイテンで微押しして図の局面。

上家から8pが放たれる。

 

 

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これは鳴いて2s切りの一手だ。

 

2sは一目ど本命の牌だがラグを考慮するとどうだろうか。

下家の2sが早いことや切り出し方から下家の3s対子の可能性はほぼないとみていた。

対面の1s切りと3s切りの間に上家の手出しが入っていないため、上家は1sが鳴けずかつ3sが鳴ける形であると判断した。

 

 

そのため344sからの25s待ちが否定されるのである。

見えている牌の枚数から224sからの2sシャボや233444sからの25sも否定。24sからの2s単騎は否定しきれないが可能性はかなり低いとみていいだろう。

 

334sからの4切りリーチが濃厚と見ることができる。

 

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入り目の問題があり待ちを完全に特定することはできないが、通せる牌がわかるのもかなりのメリットである。

ラグと牌理の組み合わせがいかに大事かお分かりいただきたい。

 

今回は上家が1sを切ってたり、4sが場に3枚見えているなどで索子の複合系をほぼ除外して考えることができるのが処理しやすいポイントであった。実際は複合系のレアケースを否定しきれないこともあるだろう。

しかし読みは確定情報である必要はなく濃淡で考えるものだと思っているので、全てのパターンを読みきれなくても用いていいものだと思っている。

自分の読みとどこまで心中するのかというのも当面の課題ある。

 

ラグ読み実践編〜対副露①〜

今回は実戦でラグ読みをどのように行なっているかを述べていく。

 

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対面が9mチー打中。


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自分 中ポン打9s。


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9s、2m、8p、9pラグなし。3mラグ。

この段階では3mはポンラグの可能性があり。


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2pラグなし。3mラグ。9m、西ラグなし。

3sポン打白。白ラグなし。

3枚目の3mがラグったことにより下家のチーラグが確定する。また3mが2回ともラグったことで下家が鳴き無しボタンのonoffを切り替えている可能性がぐっと減る。よってラグらなかった牌は鳴けない形であったことが推定される。3m以降に出た牌のラグの情報は特に大きな意味を持つだろう。

 

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1pラグなし。8mチー打3p。


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さて、これらの情報を基に下家の手牌をだいぶ読むことができる。

1pラグなしにより下家は2pを持っていない。

2pラグなしにより下家は1、4pを持っていない

3mラグにより下家はほぼ5mを持っている。

9mラグなしにより下家は8mを持っていない。

 

チー後の最終手出し3pはほぼ手牌関連可能性であろうが5pツモ切りにより355pや35666pなどは否定されている。

上記のラグ読みにより、357pからとみることができる。

これは一段目の89pがラグっていないこととも矛盾しない。

 

カン6p一点読みである。

 

ピンズ以外の形についても考えてみる。

5m持っている形としては対子、アンコ、シュンツが考えられるが、

45567m357pからの4m切りは不自然なので対子は否定。

455567m357pからの4mに切りも不自然なためアンコも否定的。

456677m357pからの4mであればソーズで一面子+雀頭として矛盾しない形となる。

 

ソーズの形については実戦中には絞りきれなかったが真ん中の牌がごちゃっとしてる感じだろうとはみていた。

 

 


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正解者に拍手👏

これを3秒の待ち時間でどこまで突き詰められるかが当面の課題である。

 

 

 

鳳東の🐰さん配信より

 

鳳東のうさぎさんという鳳東プレイヤーがいる。

最近ブログを始めたのをご存知の方も多いだろう。

定期的にYoutubeで鳳東観戦や牌譜検討配信を行なっていて、私も頻繁に遊びにいっている。

雀力はもちろん、声が素晴らしく良い。天鳳民で1番屈託のない透き通った声をしているのではないかと思わされるくらいだ。

1年半ほど前、国家試験終了後に手応えが全くなかった私は関西にぶらり一人旅に出たのだが、その際に🐰さんがツイッターで声をかけてくれて2人でカラオケに行ったのがはじめてのリアルの出会いだ。「ちょっと可愛いっぽい、どうぶつアイコンの人と絶対に会ってはいけない」というセオリーを知らなかった私だが、🐰さんとの出会いに関してはセオリーに反してよかったと思っている。

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ただちょっと可愛いっぽい、どうぶつアイコンの人に会うときは細心の注意を払っていただきたい。

ご本人に許可を頂いたので以下🐰さんのブログと配信チャンネルのリンクをはっておきます。詳しくはこちらをチェックだ。

 

鳳東のうさぎさんのブログhttps://houtooooooon.hatenablog.com

 

鳳東のうさぎさんのyoutubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCUa_HEC0GujSJyo0Br4hg1w

 

 

 

さて、本題にうつろう。

いつものように配信に遊びにいったところ、🐰さんの牌譜検討を行う流れとなった。

そこで1つどうしても気になる局面が現れたので記事にさせてもらうことにした。

 

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東3局。対面が白ポン打9m。

 

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巡目がすすんで上家からリーチが入った図の局面。

この局面で"中を切らないのはありえない"というコメントの流れになったのだが、どうしても腑に落ちない点がいくつかあった。

「6s切りそこまでひどいのかなぁ」という旨の不穏なコメントを一人残し、配信終了後に🐰さんに牌譜をもらって改めて考えることにした。

考えていくうちに様々な要素が詰まった深い局面であることに気がついたので思考を述べていきたい。以下に述べる思考にラグ読みは一切関わっていない。

 

①上家のリーチの違和感

7m手出し後に字牌、端牌を全てツモ切りで8m切りリーチ。8mはほぼほぼ手牌関連牌である。

 

788mから6mが埋まったケースや8mアンコからのケースが想定される。タンヤオ含みのノベタンや亜リャンメンケースも否定はできないか。

なんとなく良形率は高そうである。

良形確定の仮定の元で、上家への6sの放銃率は10%弱といったところ。

良形確定だと仮定しても、上家の残りツモ6回でのツモ率は50%もないだろうか。データに精通していないのでこの数字は自信なし。

残り巡目の少なさというのは大きなポイントの1つだろう。

 

②対面への放銃の善悪

リー僕が出て上家との点差は4800点差に。

ここで対面への2000点放銃までは局流しの価値が大きいとみた。3900点の放銃はオーラス1000点の横移動や1000-2000親被りでラスるようになるが、この局で親にあがられる確率との比較は難しいと思った。マンガン放銃は論外である。

対面の79sの切り順から36s待ちの可能性は14s,25sよりも高く見積もった。

対面がテンパイしているとするとソーズ濃厚、時点で6m先切りの47mか。それくらいにしか残っていない。

当初、対面への3900放銃がはっきりと悪とは言い切れないと見ていたため、対面に差し込み気味にシャンテンを維持する6sが悪くないように思えた。

 

③対面の打点読み

さらに考慮をすすめていくうちに、対面の9m対子落としから重要な情報が読み取れることに気づいた。対面は9mより優秀な対子を持っているのである。

9mは南家と西家に現物な上、東家も7m切りが早く安パイとしてかなり優秀な牌である。

9mより優秀な対子が何かと考えた時に字牌かドラの1sくらいしかないのである。中が対子であったときに9mが鳴ける形だったなら9mから仕掛けていそうなので、中対子は可能性が低くなってるとみると、対子候補は西か1sくらい。

なので対面のドラ対子可能性は有意に高いとみて、差し込み気味の6sはやはり悪手ではと思うようになった。

流局ケースや自分が降りた際の対面の和了率を低く見積もりすぎていたかなとは思う。

 

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実際は対面は西対子であった。

上家の8mはアンコからの切り出しで良形テンパイであった。

 

結論として一周まわって中を切った方がいいと思うようになったのだが、ラグが全く関与していない状況でも考える要素がたくさんある非常に面白い局面だと思ったので取り上げさせていただいた。

まとまりのない記事で読みにくさMAXになってしまったが、こんなこと考えながら打ってるのかと読み流す感じでお願いしたい。

実戦でもこれに近い思考を"なんとなく"で行なっている。私はこの"なんとなく"を非常に大事にしている。

卓外での詳細な検討を"なんとなく"の感覚に落とし込んでいく作業を繰り返してるといった感じだろうか。

 

 

まとめ

なんとなくちょっと可愛いっぽいどうぶつアイコンの人とは会ってはいけない気がする

ラグ(らない)読み

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上家の親が6sポン打赤5p。ソーズ染め本線の仕掛け。

 

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下家の切った7sがラグらず。

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対面が切った4sもラグらず。

 

これから読み取れることを確認しよう。

1副露が入った段階でラグ読みはかなりの効力を発揮する。

上家がもしノーテンであったとすると下家の7sと対面の1sを鳴ける形がかなり否定される。

つまりその牌が切られた段階で23s,35s,56s,44s,77sを持っている形でのノーテンが否定されるのである。

上家は字牌を切り出してきており、手の内はソーズと字牌だけで構成されていることが想定される。上記の形が否定されたノーテンだったとするとかなり限られる。

もう一つ考えられるのが、"すでにテンパイしていて鳴き無しを押しているケース"である。

手牌がソーズ、字牌のみで4sを鳴けない形というのがかなり限定的なので、感覚的にはこちらのケースの方が高そうに思う。

 

 

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平和の完全シャンテンであるが、先に述べたように上家のテンパイ率をかなり高くみているため東は保留する。

 

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そして9sをつかんで完全撤退である。

ラグの影響がなくても選択は変わらなかった可能性はあるが、ラグ読みにより自信をもって選択している。

 

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9sも東もどちらも当たりであった。ドヤ効率的にも満足の結果である。

 

このように鳴き無しボタンを押すことにより逆に読まれるという状況も発生する、ということは頭の片隅に置いておきたい。

鳴き無しボタンを押してなかった場合は4sを鳴ける形であることはバレるが、テンパイ可能性は低く見られそうである。

 

鳴き無しを押すにせよ押さないにせよ、知らぬ間に情報を与えているのだから恐ろしい。

 

 

まとめ

・門前相手よりも副露相手の方がラグ読みが使いやすい。

・鳴けそうな牌にラグがかからないとテンパイと読まれる可能性がある。

ラグ読みの基本

ネット麻雀の戦術の1つに"ラグ読み"というものがある。

切られた牌に誰かがポン、チー、カン、ロンのいずれかのアクションができる場合に、その行為を行うかどうか決定するまでに"ラグ"が生じるのである。

そのラグを見抜き、他家の手牌構成を読むことをラグ読みという。

ラグ読みには賛否両論あることは重々承知している。私は天鳳天鳳、リアル麻雀はリアル麻雀、と切り離して考えているので、ルールの範囲内で成績向上につながる戦術であれば全て取り入れるべきだと思っている。

私はリアル麻雀も打つのだが、その際には理牌読みや仕草読みなどを取り入れる。フィールド毎に、勝率を高める技術をどんどん取り入れていきたい。

 

今回の記事はラグ読みの考え方について大まかに述べるにとどめる。

 

牌がラグった際は誰かのチー、ポン、カン、ロンラグと述べたが、このうち"ロンラグ"はオーラスやトビ寸の人がいるなどかなり特殊な状況でない限り考慮しなくてよいと思われる。

基本は誰かがチー、ポン、カンできる形であったと読み進めるのがよい。

また偽ラグがあるのでラグ読みは無駄だという人を見かけるが私はそうは思わない。体感では偽ラグはそこまで多くないと自覚しているのもある上に、その後の手出しや他の牌のラグり方によって本ラグと偽ラグをある程度区別することも可能だと思っている。

ラグ読みは"組み合わせの読み"なのである。

 

今回の記事では特定の牌がラグった時にどういった形が想定されるのかをまとめておく。ラグ読みの基本に立ち返りたい時は本記事を何度も読み直していただきたい。

 

 

1切りラグ→下家の23 or 誰かの対子、アンコ

2切りラグ→下家の13、34 or 誰かの対子、アンコ

3切りラグ→下家の12、24、45 or 誰かの対子、アンコ

4切りラグ→下家の23、35、56 or 誰かの対子、アンコ

5切りラグ→下家の34、46、67 or 誰かの対子、アンコ

6切りラグ→下家の45、57、78 or 誰かの対子、アンコ

7切りラグ→下家の56、68、89 or 誰かの対子、アンコ

8切りラグ→下家の67、79 or 誰かの対子、アンコ

9切りラグ→下家の78 or 誰かの対子、アンコ

字切りラグ→誰かの対子、アンコ

 

 

以上である。切られた牌がラグったときにそれが偽ラグでなかったとすると、上記の形のいずれかであることが"確定"するのである。不確定情報ゲームにおいて、この情報を拾えることの大きさははかりしれない。

ラグった牌を記憶し、それらを組み合わせて形を絞っていく。牌理読みを組み合わせることによって更に精度を高めることができる。

 

具体例に関しては次回以降記事にしていく。

マンツモアウト?

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オーラス1本場。

自家26500南家14500西家34500北家24500。

下家にマンガンをツモられたらラスる状況。

 

上家が3副露した局面。

マンズの上やピンズの下のタンヤオが濃厚か。

差し込みに行けば3着は堅いが、自分のあがりが見込めるので差し込みに行くのは損だろう。

局面が切迫してきたら差し込みも考慮するがまだptを狙いに行く。

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数巡後に下家からリーチがかかる。差し込みを考慮に入れ始めた矢先の出来事で動揺するが素数を唱えて落ち着きをはかる。

マンガンをツモられたらラスるんだ…張ったらラス渋で押すのか…

 

いや、まてよ?マンガン???

 

たしかに南家との差は12000点以内でありマンガンをツモられたらラスる。

上家との差はどうだろうか。2000点差だ。20004000の被ツモでまくられる。

 

20003900ならまくられない!!

 

天鳳は切り上げマンガン不採用である。下家の30符4ハンのツモは耐えるのである。この100点の差は大きいように思えた。

 

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そこで上家から6mが放たれる。鳴いてピンズを切ればテンパイだが、マンズ良形がほぼ否定されており3p7pいずれもかなり打ちにくい。

6mノータイム押しにより上家の待ちはかなりピンズっぽい。上家に3pを勝負差し込み気味にいくことも考えた。

 

そこで6mを鳴いて打5mを選択した。

一発を消して下家の20004000率を下げ、ピンズが埋まった時のひょっこり和了を残す。

基本はオリ本線。下家ツモ時に打点が満たない場合や上家の放銃による2着のケースが少なくないとみた。

ドラが使いづらそうに見えたのも引き気味に打つ判断要素だった。

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結果は下家がリーヅモ赤裏の20003900和了。100点差でのラス回避となった。裏がのっていなければ2着を維持できておりピントは合っていた。

ちなみに3pを打つと2000点と5200点のダブロンをくらいラスるというのだから恐ろしい。

 

 

以上が実戦中の考察である。

 

 

〜以下対局終了後の考察〜

牌譜を見返していてこれがもし上家と1900点差だったとしたら押し寄りになるかと考えた。

5200放銃はセーフだが20003900被ツモはまくられるという状況は多々ある。

上家が3副露でオリづらいこともありそれでもオリ有利かもしれないが、やはりこの100点の違いが大きいように感じた。

上家が門前や1副露などでオリにまわりやすい場合は押して問題なさそうだ。

 

まとめ

・20003900と20004000の違いを意識する

・他家の打点を想定する(ドラの使いやすさ、他家同士の点差など)

・差し込みを考慮しつつ、その損益分岐点を考える